Home > Webサイトを作成する > コンテンツ > Webライティング

Webライティング

新規作成日 2018-08-26
最終更新日

Webサイト記事のための文章の作成は、Webライティングと呼ばれる手法がさまざまな書籍で紹介されています。

単に、文章を書くだけでも、多くの人は、文章を書きなれていません。仕事や生活の中で、あるいは趣味として文章を書く習慣がなければ、短い文章を作成するだけでもどのように書いたらよいかわからないと思います。

Webサイトの記事では、決まった様式はないので、読む人が読みやすい文章を作成すればそれで問題ありません。

文書の作成に使用するアプリケーション

一般的に、ワープロソフトやエディタを使用します。

Microsoft Wordや一太郎のような日本語ワープロソフトでは、日本語校正機能が付いています。日本語校正機能が、誤字脱字や言い回しの誤りを指摘してくれるので、文書の単純な変換ミスによる誤字脱字や用法の誤りを簡単に防ぐことができます。また、単独で動作する文書校正アプリケーションも販売されているので、必要に応じて活用してください。

エディタを使う場合は、Markdown記法で記述すると効率が良いと言われています。Markdown記法の利点は、入力したあと、HTML形式に変換できることです。この機能により、かなり記事の作成速度を短縮できるそうです。エディタであれば、処理速度の遅い旧式のパソコンでも快適に動作します。

私は、この文章を書いている時点では、LibreofficeのWriterで下書きをし、HTML形式に手作業で変換しVisual Studio Codeというエディタ入力しています。ちなみに、Libreofficeには、日本語校正機能は付いていません。

いろいろ試行錯誤し、気に入った方法を見つけてください。

自分の好みの文体を探す

Webサイトにある記事の文体は、さまざまです。

実際の書いた人の性別とは別の性別になりきって記事を作成したり、記事を読む人に話しかけるように書いたり、架空の複数の登場人物を設定して登場人物同士で会話する形式で書くこともできます。

あるいは、実用書のように淡々と、読者を扇動するように力強く(オピニオン記事?)、面白小話を書くことも自由です。

共通するのは、読者であるサイト訪問者に楽しんでもらうことです。楽しんでもらうには、心を動かすほど感動したり、ちょっと楽しい気分になったり、知らなかった豆知識を手に入れたり、してもらえばよいのです。自分の考えていること、知っていることを読者に分かりやすく伝えるには、使うと良いとされている手法があります。

自分にあった記述スタイルを見つける

自分の考えていること、知っていることを読者に分かりやすく伝える手法は、5W1Hや序論・本論・結論で構成される3段論法、起承転結の4つのまとまりで構成する手法です。

これらの記述スタイルは、報告書や小話に使われる手法なので、そのまま使用すると少し文章が固くなり主張の押し付け感が強くなる傾向がありますが、最初は、評価の安定している伝統的な方法に従い、ある程度なれてきたら、自分の色を加えていく方法が効率的だと思います。

もちろん文章を書き慣れていれば、自分のスタイルで、自由に作成すれば良いと思います。

読む人の気分を害さない

Webサイトの記事の記述スタイル(あるいは、運用スタイル)に炎上商法と呼ばれるものがあります。読む人の価値観や人生を否定し、反論したくなるように文章を構成する手法です。

Webサイトの価値は、アクセス数です。炎上商法スタイルで記事を書くと、パズ(あるいは、バズ)ると呼ばれるアクセスが短期間に大量に発生する状況が比較的簡単に実現できます。これは、記事で、価値観や人生観を否定された人が、記事を否定するための行動を起こすことで発生します。

普遍的に正しいと思われていることを「実はこうすればもっとうまくいきます」といって否定したり、明白に間違っていることを本当にように記事します。

一般的に、この炎上商法は、いつでも捨てれる本人を特定できないアカウントやドメインを使用して、炎上用のサイトを作成し行います。炎上商法によって得られる莫大なアクセス数は、サイト運営者を酔わせ、さらなるアクセス数を得ることに注力することになります。そして、炎上記事を読んだ人は、記事を書いた人に恨みや悪感情を持ち記事の内容が間違っていることを証明しようと、記事を書いた人を特定しようとする衝動を引き起こします。

最終的に、大量に記事を投稿する過程で、個人を特定する情報の断片がこぼれ落ち、個人が特定され、弾劾されます。個人が特定され弾劾されれば、記事の内容と実際の生活の違いが明らかになるので、相手にされなくなり、記事は読まれなくなります。

炎上商法と呼ばれる記事スタイルで、大量のアクセスを得ることになれた人は、通常の記事では、炎上記事ほどのアクセスが得られないので、サイトの運営を継続するだけの気力が維持できなくなります。結果、炎上記事を書き続けることになります。

読む人の気分を害する記事では、サイトを長期間継続させることができないことに注意してください。

読む人を疲れさせない記事を書く

文章が読みづらいと内容が頭に入ってきません。スクロールするページを眺めて、離脱します。

論理の飛躍を避け、文章を順番に読んでいけば、前提知識がなくても理解できる文章を書くように心がけてください。単語や内容が理解できなくて、検索して確認するために、別のサイトに移動する行動は、アクセスを増やすためにはよくありません。

ディスプレイで長い文章を読んでいると、読んでいる位置を見失いがちです。適切に改行するだけでなく、適切に見出しを入れ、イラストや写真、図表を入れて、あるいは、枠で囲む、色を変えるなど、視線を誘導し、読んでいる位置の目印になるよるように、読みやすくなる工夫をしてください。

多くの記事を読む

他の人の書いた文章に多く触れ、読みやすく、興味を抱かせる文章とは、どういったものか学ぶ必要があります。それを見つけるために、検索結果上位に表示される、多くのページの文章を読み、どんなところが検索エンジンに評価されているかを考えます。手本になる文章を見つけたらひたすら真似をして、たくさんの記事を書きましょう。

実際に記事を読む人が良い記事と考える記事を書くことを、コンテンツSEOと呼びます。言い換えると、実際に記事を読む人が良い記事と考えるページが、検索結果の上位に表示されるという考え方です。

検索エンジンの検索結果の上位に表示されるページの傾向から、どんなページが、検索結果の上位に表示されるかを考え、検索エンジンに評価されやすいページを作成することを、SEOと呼びます。

現在では、どちらの視点も必要です。読む人にも評価され、検索エンジンにも評価される記事やページを作成しましょう。

記事をたくさん書く

文章は、書かないとうまくなりません。たくさん記事を書くことで、文章力が向上します。Webサイトを運営することで、文章を書く機会が増え文章力が向上します。そこで、しばらく後に、自分で書いた文章を確認すると、稚拙な文章だと感じる場合があります。その際は、文書の修正や書き直して優れた文書に差し替えてください。

Webライティングのためのキーワード選定

Webコンテンツを作成するためには、キーワードを考えて文章を考える必要があると言われています。

キーワードをあらかじめ決めて、文章を作成すると文章が明確になるとともに、検索エンジンに反映されやすくなると言われています。