Webサイトのコンテンツは、文章であり、あなたが提供する情報であり、Webサイトそのものです。
そのため、Webサイトのコンテンツを作成するという視点で考えるとき、Webサイトの立ち位置を明確にしておかないと迷いが生じ、コンテンツの作成速度が低下します。
- Webサイトのスタイルを考える
- コンテンツのネタ
- コンテンツを読みやすくするための工夫
記事を誰かに執筆してもらう方法もありますが、多くの場合、Webサイトがある程度の収益を上げて、執筆費用をまかなえるようになるまでは、ホームページやブログで公開する内容は、自分で用意する必要があります。
Webサイトのスタイル
Webサイトは、あなたが情報を提供する場所です。Webサイトは、コンテンツであり、コンテンツで構成されています。Webサイトのコンテンツを作成するためには、あなたのコンテンツを公開するWebサイトが何を目的にしているかを把握しておく必要があります。
オウンメディア
以前には、オウンメディアという造語を使用する人もいました。自分自身で作る情報発信サイトのことです。しかし、単に、Webサイトの一面を強調しただけの表現であるため、今ではあまり使われていません。
オウンメディアでは、Webサイトは、道具の一つであり、主役は自分です。そして、使うのはWebサイトだけでなく、雑誌やTVなど既存のメディアを含めてなんでも使用し、自分を売り込むことを目的にします。-
オウンメディアでは、Webサイトは、何らかの作家、楽器演奏家などのパフォーマが、自分をアピールし、自分の価値を向上させるために使用します。具体的には、自分の作品の情報や作品の入手先なとの情報を提供し、仕事の依頼を受け付ける場所です。動画投稿サイトで、自分の演奏やパフォーマンスや作品、作業風景の動画を公開することもオウンメディアの一つです。
目的
オウンメディアの目的は、あなた自身の価値を上げることです。あなたの知名度が上がれば、それに伴い、あなたの発言力が上がります。その結果、あなたの市場価値が上がり、同じことを行っても、生み出す価値が向上します。
有名になった結果、自分の使っているもの、紹介するもの、自分の行動に、付加価値が付きます。それを利用し、商品やサービスを紹介、販売し、収益を稼いだり、セミナーや教材の販売、他のメディアへの出演により収益を得る方法です。
提供する情報
オウンメディアの使い方は、多岐にわたり、人それぞれです。
基本的には、ホームページ(あるいは、固定ページ)、ブログ、SNS、動画投稿サイト、インターネット通販を組み合わせて、自分の価値を上げていきます。
- 技術や知識
- 親近感
- 作品の世界観・作品の紹介
- パフォーマンス
収益ポイント
有名になった結果、自分の使っているもの、紹介するもの、自分の行動に、付加価値が付きます。それを利用し、商品やサービスを紹介、販売し、収益を稼いだり、セミナーや教材の販売、他のメディアへの出演により収益を得る方法です。
あなたが使っている道具、サービス、商品などを使いかたとともに紹介すると、その商品が売れる可能性が高くなります。紹介した商品が売れると一定の金額が得られるアフィリエイトという仕組みを使うと収益が得られます。
また、あなたが作成した作品を直接販売することができます。
販売サイト
あなたが手芸小物などの制作、イラスト作成などを行っている場合、自分のWebサイトにショッピングカートを設置して、自分の作品を販売することができます。
ショッピングモールを使用する場合は、販売する商品と類似したものがたくさん扱われているサイトを利用すると良いと言われています。基本料が高く、販売手数料が低いサービス。基本料が無料、あるいは、安く、販売手数料が高いサービスが存在します。知名度が低く売れない間は、基本料が安いサービスを利用し、売れ始めたら販売手数料が安いサービスに切り替えます。そのためには、顧客をどのようにうまく、新しいサービスに誘導するかという問題に取り組む必要があります。
また、商品ではなく、商品に付随した物語を含めて商品を売るなどのテクニックが存在します。
ブログ・ホームページ
ブログとホームページの違いは、それぞれのページの管理方法の違いです。
ブログは、それぞれの記事が、等価です。そのため、ジャンルを固定せずに様々な内容の記事を投稿できます。つまり、それぞれの記事が独立しているので、関連した他の記事へ、訪問者を誘導することが難しいという問題を内包しています。また、運営者も、新たに投稿した記事と類似した記事が既に存在してるかを把握しづらく、記事への移動は、基本的に検索機能を使用する必要があります。
一方、ホームページでは、それぞれの記事が、ツリー構造(ディレクトリ構造)で整理されています。そのため、関連した記事は、そのツリー構造の中にあることから、関連した記事に訪問者を誘導しやすく、運営者も、記事がどこにあるかを把握しやすいというメリットがあります。一方、後から記事を追加していくと、ツリー構造が破綻し、Webサイトで提供している情報が散漫になることがあります。
例えるのであれば、コンテンツを作成する上での、ブログとホームページの違いは、書籍と雑誌の違いに似ています。
- 書籍(ホームページ)
整理した情報を提供する
- 雑誌(ブログ)
様々な情報を提供する
- 専門誌(特化ブログ)
特定のカテゴリーに関連する情報を提供する
- 週刊誌(雑記プログ)
訪問者が興味を持ちそう内容をジャンルに拘らず提供する
- 専門誌(特化ブログ)
コンテンツのネタ
情報として提供するコンテンツのネタは、収益性とアクセス数の2つの視点があります。
- 収益性
- アクセス数
この2点を踏まえて、記事を作成します。
- 作成するコンテンツ
そして、作成した記事の中から、アクセスが多い記事に関連した記事を増やしていきます。
- アクセスが多い記事に関連した記事を増やす
収益性
ブログやホームページにおける、収益性とは、有益が得られる広告の存在です。そのため、大きな収益が得られるジャンルは明確に限定されます。
また、過去に問題が起きたことから、お金や健康に関する分野は、検索エンジンから排除されるため、この分野を扱うときには、検索エンジンに頼らない訪問者を集める仕組みが必要です。
アクセス数
Webサイトの価値は、アクセス数です。アクセスが多いサイトで発信すると情報を有効に伝達できます。Webサイトを新たに作成する場合は、アクセス数を評価基準として運営していくべきです。
作成するコンテンツ
何もないところからは、Webサイトのコンテンツとして使用する文章は作成できません。
何も知らないところから新たに調べて、実際に体験して記事を書くことは、いずれ身につける必要がありますが、記事の作成に時間がかかり、いつまで経ってもWebサイトを公開できないためで、Webサイトをあらたに始める段階から行うことはおすすめしません。
自分が既に知っていること、興味を持っていることを、全く知らない人に対して、新たに興味を持ってもらえように丁寧にわかりやすい導入記事を書くことをおすすめします。
アクセスが多い記事に関連した記事を増やす
記事を書いても、その記事に興味を持ってもらえるかはわかりません。実際に、記事を作成し、アクセス解析の結果をみて、初めてアクセスがあったかどうかがわかります。
たくさん記事を書き、公開した後、アクセス数を確認し、アクセスが多い記事に関連した記事を新たに追加します。これを繰り返し、Webサイト内にアクセスの多い記事を増やし、Webサイト全体のアクセスを増やしていきます。
Webサイトの作成方法を説明する中で、多くの記事を書くことを推奨しているのは、アクセスの多い記事から、アクセスが期待できる記事の内容を見つけることが目的です。多くのアクセスが見込める内容を見つけたら、その分野の情報を集め、自分のWebサイトでわかりやすく説明する記事を書くことで、Webサイトは成長していきます。
読みやすい記事を書くために
Webサイトのコンテンツの主役は、文章です。
サイトの価値は、コンテンツにあります。読みたくなるページが多いサイトには、多くのアクセスが集まるはずです。アクセスが多ければ、広告を掲載するなどして収益化が図れます。また、多くアクセスしてくれたサイトでは、ページを増やしていくやりがいも大きくなるので、より長く継続できる可能性が高くなります
- 理解しやすい、わかりやすい文章、読んでいると気分が高揚する文章、読んでためになる文章
- 理解を助ける図や写真
読みやすく、わかりやすい、興味を引く文章を書くことは、文章を書く人であれば誰しも目指す到達点の1つです。
しかし、文章は、自分の中にあるものの中からしか生まれてきません。そのため、記事のネタになる体験や知識の吸収は常に心がけ、いろいろな物事に興味を持つ必要があります。
文章のネタは、常に書き貯めておきましょう。私は、ワープロソフトのLibreOfficeのWriterを使って下書きを作成しています。
文章の書き方
Webサイトが作られる前から、文章を書くという作業は存在します。そのため、文章の書き方については、いろいろな人がいろいろな方法を提案しています。自分の書いた文章がわかりやすくなるように試行錯誤するとともに、文章の書き方について書かれた書籍を読んで、他の人の考えに触れることも大切です。
Webサイト記事のための文章の作成は、Webライティングと呼ばれる手法がさまざまな書籍で紹介されています。
単に、文章を書くだけでも、多くの人は、文章を書きなれていません。仕事や生活の中で、あるいは趣味として文章を書く習慣がなければ、短い文章を作成するだけでもどのように書いたらよいかわからないと思います。
Webサイトの記事では、決まった様式はないので、読む人が読みやすい文章を作成すればそれで問題ありません。
写真や図表
文章の中に、写真や図表を加えることで、読みやすく理解しやすくできます。写真が、記事の中に存在すると、目を惹くとともに、説得力が増します。エラストや図表、写真がまったくないページは、文章を読む前に挫折する人が多くなります。 写真や図表は、視点を誘導するため、文章を読んで、集中力が途絶えたときに、視点を文章に戻す効果もあります。
そのため、コンテンツとして使用する記事に、適切な写真やイラストを加えて、コンテンツの質を高める努力は行うべきです。
しかし、写真や図表、イラストには、著作権があるため、引用の範囲を超えて勝手に盗用してはいけません。無断使用や無断転載はトラブルのもとです。
Webサイトが収益を上げていれば、写真や図表は、素材サイトを利用し、有料の素材を購入する方法も活用できます。しかし、基本的には、生活の中で写真を撮影する習慣をつけて、Webサイトで使用する写真素材を自分で集め、図表やイラストは、自分で作成できるようになることが大切です。
また、素材として使える写真は、こまめに撮影し、また、図やイラストは、グラフィック・ツールを使用して作成できるようになっておいたほうが良いと思います。イラストも書き溜めておきましょう。
写真
Webサイトでは、いろいろな写真を使います。素材サイトから購入も可能ですが、 スマートフォン内臓のカメラやデジタルカメラを携帯し、Webサイトで利用できそうな写真は積極的に撮影しましょう。 その中には、Webサイトで利用できる写真があるかもしれません。
特に、必要なのが、商品撮影とも呼ばれる小物の写真です。撮影のためには、デジタルカメラだけでなく、背景布や撮影ボックス、照明、三脚などの機材、一緒に撮影するための花やガラス、器などの小物いろいろと必要なものがあります。写真の撮影技術の向上を心がけましょう。「商品撮影」に関する書籍には目を通しておいたほうが良いと思われます。
写真も勉強し、設備を整え、何度も繰り返し撮影しないと気にい言った写真は撮影できません。
写真撮影のために、時間と予算を使用することをおすすめします。
記事に使いやすい写真の題材や構図を常に意識して撮影することが大切です。
図表
図表やイラストは、記事の中にあると訪問したユーザーに、文章を読む前に内容を類推させる際に役にたち、その記事を読み始める手助けをしてくれます。さらに、文章だけで表現しにくい内容を理解してもら手助けができます。
しかし、そのまま使える図表やイラストは多くないため、ほとんどの場合、自分で作成するか、使用する事自体を諦めるの2択になります。
わかりやすい図表やイラストを作成することは、技能の1つなので、短時間では習得できません。時間を使い、自分が必要な図表やイラストを作成できるようになると、表現の幅が広がります。
一般には、イラストを描く習慣を持っている人は少ないです。絵心がある人は、イラストが描けるようになったほうが有利です。
図表は、拡大しても粗さが目立たないベクトルデータで作成することをお薦めします。
素材サイトを利用する
写真やイラストは、自分で用意すると良いのですが、そのためには、時間がかかります。
無料で利用できる素材や購入可能な素材もうまく利用することが、サイト作成速度を早くする1つの方法です。