SEOとは、ページを閲覧する人だけでなく、 検索エンジンの順位決定を行うアルゴリズムからの見え方を意識してページデザインやコンテンツを作成する手法のことです。
具体的には、検索エンジンは、実質、googleの独占状態であるので、 googleが提示する「ウェブマスターガイドライン」をどのようにページに反映するかという問題になります。
情報源
googleは、公式に幾つかの方法で、ブログやホームページ運営者や作成者に向けて、googleがどのようなサイトを望ましいと考え、増やしていきたいかを発信しています。
また、幾つかのフォーラムで、質問や議論を行っているので、わからないところや疑問に感じる部分は積極的に問い合わせたほうが良いかと思います。
ウェブマスターオフスアワー・ハングアウト
googleの検索エンジンの開発・管理リームが、直接、質問で答えてくれる動画です。
高度な内容が多いので、さっぱりわからないかもしれませんが、目を世押しておいたほうがいいです。
ウェブマスター ヘルプ フォーラム
素朴な疑問
サイトを作成する際、気になって調べたことをまとめておきます。調べた時点の情報なので、情報が古くなっていることも、間違っていることもあると思うので、参考にする場合は、ご自分で判断してください。
使用するサーバーは高い能力のプランがいいの?
サイトの内容は、検索ボットと呼ばれるプログラムがサイトを閲覧しています。この閲覧行為をクロール呼ばれます。 無制限にクロールされると、サーバーがダウンしてしまいますので、サーバー能力に対抗してクロール頻度が変更されます。 そのため、サーバー能力が高いほうがサイトが頻繁にクロースされるので、更新したページがより早く検索結果に反映される可能性が高くなります。
ページ数も少なく、アクセスも少ないページで高額なサーバープランを使用するのはどうかと思いますので、そのあたりの判断は悩ましいところです。
<meta name="keywords" content="keyword">は、反映されない
<meta name="keywords" content="keyword">は、Googleの検索順位の評価に使用されていません。 google検索だけを考えた場合、初めから記述しないという判断もありですが、他のサービスで使用してる可能性があるので、一応記述しておいたほうがいいと思います。
301リダイレクトはいつまで続ける必要があるか
サイトの移転などURLを変更する際、リンク効果を引き継ぐ際に必要になります。 旧URLにアクセスがある限り、継続する効果はありますが、ドメインの維持費などの問題が発生します。
モバイル対応はしたほうがいいの
サイトで扱うコンテンツによります。モバイル端末でアクセスの集まるコンテンツと集まらないコンテンツがはっきりと別れます。 モバイル端末で、ほとんどアクセスされない情報しかない場合は、そのサイトをモバイル対応する必要はありません。
外出先で調べたい内容を多く扱っている場合は、モバイル対応にしたほうがいいと思います。
それは、それとして、あらかじめレスポンシブデザインでサイトを作成しておくといいと思います。
用語メモ
クローキング
基本的には禁止事項 UserAgentを判別して、同じURLにおいて、来る人によって表示する内容を変更する行為。具体的には、自人が見る場合と、クローラーでページの内容を変更する。 特定の地域やIPからのアクセスでページを表示させない処理などを挿す。
年齢認証ページを表示するなどの行為は、googleによって認められています。 悪意があるかどうかによって、判断されるようです。
DMCA
Googleのコピー・コンテンツに対する削除依頼のシステム。コピー・コンテンツで作成されたサイトを通報すると、Googleが審査を行い、それが適切であれば、 検索結果に表示されなくなります。コピー・コンテンツの対応としては、ほかに「スパム報告」があります。
クローラーの制御
検索結果に反映するために、クローラーと呼ばれる探索ボットが、サイトの内容を常に調べに来ます。
検索エンジンに対して、どうしてほしいか指示するための構文が存在します。
noindex
noindexが使用されているページは、検索結果に表示されなくなります。検索エンジンのロボットを制御するメタタグの一つです。 検索エンジンに対して、該当するページを検索エンジンインディックスに掲載しないように指示します。
そのページのHTML内のhead要素に下記のnoindexメタタグを埋め込みます。
<meta name=”robots” content=”noindex” />
検索結果には表示されなくなりますが、ロボットによるページの巡回は行われます
用途
- 作成中のページやテストページなどの完成していないページが検索結果に表示されるのを防ぐために使用する。
- 内容が薄いページに、リライトで内容が充実するまで使用する。
- 複数のページにまたがるコンテンツで、途中のページにインディックスがされないように使用する。
nofollow
クローラーが、辿らないにする設定です。通常はリンクタグの属性として使用されます。
ASPの広告タグなど、リンクを貼ることでお金をもらっているもの、内容に責任が持てないもの、ログインが必要なサイトへのリンクなどに使用します。
<a rel="nofollow" target="_blank" href="リンク先URL">リンクテキスト</a>