AdSenseの収益があまりにも低い状態が、あまりにも長く続くので、どうしたらいいか尋ねる質問が、Q&Aサイトに、挙げられていることがあります。 ほとんどの人がうまく回避しているのか、高額塾での指導があるのか、 はたまた、早い段階でアカウントを喪失してしまって、別の広告配信サービスを利用してるのか、不思議な回答が多いのが謎です。
この件に関しては、ネット上で、うまくキーワードを選択して検索をかければ、いろいろな情報をあつめることができます。
1時期、私は、この件でかなり悩みましたので、記憶を基に書き留めておきます。また、今後、ネット上で、新たな情報を見つけたら、追記、修正していきたいと思います。
基本姿勢として、AdSenseのアカウントは、再発行できませんので、安全運転が求められます。
AdSenseのポリシーを守る
AdSenseの細かな運用の指針は、ポリシーとして提示されています。
わからない部分は、サポートフォーラムで問い合わせましょう。
以下の行為は、即時、アカウントが停止になるといわれている危険な行為です。ご注意ください。
自分が掲載した広告枠をクリックしない
自分が掲載した広告枠をクリックすることは、ペイドクリック広告(クリックすると収益が発生する広告)の存在自体を危うくする行為ですので、 簡単に、アカウントが停止されます。そして、ほぼ再開されません。自分のアカウントは大切にしましょう。
誤って自分の広告をクリックしてしまった時の対処は、以下のリンクに示してあります。
「引用」サイト運営者様が故意に自分の広告をクリックすることは認められませんが、誤ってクリックする場合も十分に考えられます。 このような場合に Google まで特別にご連絡いただく必要はありません。 有効と見なされたクリック数および表示回数に対する収益はこれまでどおりお客様のアカウントに集計されますので、ご安心ください。
「故意に自分の広告をクリックする」範囲であれば、問題ないとありますので、 AdSenseの動作確認のために、自分でクリックするのは、事実上、問題ないことになります。
ただ、現在はどうなるか知りませんが、かなり以前、自分の広告をクリックしたとき、 クリックしなくても広告が表示するだけで発生するインプレッション収益と広告がクリックされたときに発生するクリック単価が、数日間、異常に低くなったように感じました。 1時的に収益カウントを停止し、のちにその分が調整されたのか、 その数日間あの収益がカウント消失したのかは、判断がすることはできませんでしたが、極力避けたほうが無難です。
派手に、クリックすると、アカウントが停止されると思われますので、避けたほうが無難です。
広告のクリックを誘導する
広告の周囲に、「ご賛同者はクリックしてください。協力お願いします。」などの、 広告をクリックするよう他のユーザーに依頼することは、先ほどの例と同じように、 ペイドクリック広告(クリックすると収益が発生する広告)の存在自体を危うくする行為ですので、アカウントの即時停止の危険があります。
また誤クリックを誘発するデザインも同様に禁止されています。
自分のアカウントを守るために、絶対に行わないように注意しましょう。
コンテンツガイドラインに準拠する
AdSenseを使用していいページの内容には制限があります。制限を逸脱したサイトには、広告を貼り付けないようにしましょう。 ページ単位ではなく、サイト単位であること、AdSense以外の広告もコンテンツに含まれることに注意が必要です。
AdSense広告にアダルト枠があるので、アダルト可のプログラムがあってもいいような気はしますが、現在は存在しません。
自動対応
手動対応と自動対応
AdSenseのガイドラインに違反していると判断された場合に実施される対応として、手動対応と自動対応が存在します。 手動対応は、対応が実施されたメッセージが届くのに対して、自動対応は、行われているのか、行われていないのか判断がつかないことが困りものです。
自動対応の期間
AdSenseの収益があまりにも低い状態が、あまりにも長く続く場合、自動対応が発生中の可能性が高いです。
1説によると、自動ペナルティは、7日、14日、30日、90日などの切りのいい数字で発生し、トリガーとなることを行っていると自動で連続適用されるそうです。 正確な日数は、以前、ネット検索で調べたのですが、既に覚えていません。興味がある方は調べてみましょう。
自動対応の内容
自動対応は、アルゴリズムに従い、コンピュータが自動で行う処理です。
ここからは、わたしの推測になりますが、広告主の不利益にはつながらないが、AdSenseポリシーに違反している項目に実施される対応と考えてよさそうです。 その内容は、実際に対応を受けたと考える人の推測でしかなく、実際のところはわかりませんか、ネット上の情報を調べていくとぼんやりとしたところまでは、類推できるような気がします。 何も通告されることなく、広告収益だけが大きく減少します。そのため、その広告収益変化から、自動対応が行われたのではないかと判断します。
大きな問題は、AdSenseを始めて間もない段階で、自動対応が行われると、広告収益が無いのか、 自動対応で広告収益が内のないか、判断できずに、対応の必要を感じないまま、月日が過ぎることです。
私は、気が付かないまま数年過ごしました。
- 広告枠の数
いちばんよくあるのが、広告枠の数です。3枚以上の広告枠を設置するとクリックがカウントされなくなります。 この制限は、なくなったとの話もありますが、私は、自分のサイトでは検証する気にはなりません。
- 他の広告配信枠との相性
ガジェット広告などの自動配信広告では、AdSenseのコンテンツ違反の商品の広告(写真集やDVDなどのアダルトやお酒類の商品)が表示されることがあります。
AdSenseでは、それらの広告も含めて、ページコンテンツと判断するので、広告収益が抑制されることがあります。 ただ、他の方がこのことに言及していることが少ないので、わたしの思い込みかもしれません。
検証および再スタート方法
自分のサイトが自動対応を受けているのではと思えた時、どうすればいいのでしょうか?
最小構成から始める
- サイト内に違反コンテンツを扱ったページが無いか確認し、あれば、別のAdSenseを使わないサイトに移動します。
アダルトやギャンブル、誹謗中傷には気が付くことができても、お酒類の記事は、見逃しやすいので、注意してください。
- 同じページにほかの広告配信サービスの広告を掲載しないようにします。
- 1つのページに1つだけ、広告枠を設置します。
クリック効率の問題から、記事の始め、あるいは、最後がいいと思われます。
収益の発生を確認後
- 広告枠を増やす
3つまで、制限が解除されたという話もあります。検証したい方で、4つ以上広告枠を貼って検証する場合は、現象の変化に注意して観察するようにしてください。
- ほかの広告配信サービスの広告を掲載してみる
私は、ガジェット広告との併用は、危険と思っていますが、併用しているサイトもたくさんあるので、思い込みの可能性があります。 併用する場合は、検証を行って、問題ないことを確認してから、全体に反映しましょう。
検証中は、AdSenseアカウントを危険にさらさないように、不自然な収益変化を確認したら、即座にもとの状態に戻すことが重要です。 元に戻しても、ペナルティ期間が過ぎるまでは、もとの収益には戻りません。
AdSenseが機能し始めるPV
AdSenseのクリック率は、諸説ありますが、1説によると0.2%と言われています。(私の経験では、サイト作成初期は、こんなに高くはないと思います。) そのため、サイトのPV(ページビュー:何ページが閲覧されたか)が500PV/日あれば、数字の上では、1クリックあるはずです。 実際には、500PV/日あれば、2日に1度ほどは、広告のクリックが発生します。
そこまでのPVが無いと、判断材料が無いので、判断が難しくなります。まず、500PV/日を目指しましょう。
PV/日がおおければ、多いほど検証に必要な時間が少なくなるので、早く行動できるようになります。