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Adsense 広告の許可とブロックとテスト

新規作成日 2017-07-03
最終更新日

Adsenseでは、サイトの内容に適していない広告をブロックすると収益が向上すると言われています。どの広告のブロックするかの判断は、それぞれの運営者のノウハウや感覚です。明確な指針の説明はあまり存在しません。

また、Adsenseから提案される最適化案もこの記事の執筆時点では、「なんだかな」と思わせるものです。

現在の状態を確認する

Adsenseへログイン後、メニューを表示し、広告の許可とブロックを選択します。

Adsenseへログイン後、メニューを表示し、広告の許可とブロックを選択します。

対象とするサイトを選びます。ここでは、すべてのサイトを選択します。

対象とするサイトを選びます。ここでは、すべてのサイトを選択します。

「一般カテゴリー」と「デリケートなカテゴリー」のぞれぞれで、「カテゴリー名」、「広告表示回数の割合」、「収益額の割合」の値を

「一般カテゴリー」と「デリケートなカテゴリー」のぞれぞれで、「カテゴリー名」、「広告表示回数の割合」、「収益額の割合」の値を すべて記録します。

画面キャプチャーでも表計算ソフトに入力しても構いません。広告をブロックしてしばらくすると「広告表示回数の割合」、「収益額の割合」の値が表示されなくなるので、ブロックする前に値を記録しておきます。 この値が参考になるかどうか不明なので、手間をかける価値があるか判断できません。その為、画面キャプチャ画像を保存しておくことをおすすめします。

これらの値は、無次元化(単位を持たない割合)されています。値を把握しにくいので注意してください。

複雑な状態では解析するのが大変なので、単純化するために、収益に影響の少ない項目をブロックしパラメーターを減らします。テストを実行中の場合は、テストが終了してから行いましょう。

まず、自分の30日間の収益を確認してください。その1%の値を計算します。例えば、30日間の収益が10000円であれば、その1%は、100円です。その金額を考慮しながら、どの項目をブロックするか考えます。ここでは、「収益額の割合」の値が1%以下のものをブロック候補としてメモしておきます。

収益への影響をテストする

現在、私は、テストを実行中なので、そのテストが終わるまで、新しいテストを実行したくありません。

そこで、現在のテストの状況を紹介します。このテストが終了したのち、テストの手順について追記する予定です。

テストは、メニューの最適化の中の項目です。

テストは、メニューの最適化の中の項目です。

収益額への割合の低いカテゴリーをテストするのは非効率

現在、旅行・観光の項目のテストを行っています。表示回数が0.3%しかないのに、収益の割合が1.6%です。かなり効率の良い広告カテゴリーに見えます。

現在、旅行・観光の項目のテストを行っています。表示回数が0.3%しかないのに、収益の割合が1.6%です。かなり効率の良い広告カテゴリーに見えます。

旅行・観光の項目のテストの現在の状況です。全体の収益が少ない中で、旅行・観光のカテゴリーは、更に、全体で占める割合も少ないです。 ページのRPM(インプレッション収益 ) は、1000ページ表示されたときの見積もりの収益額です。

インプレッション収益 =(見積もり収益額/広告表示回数)×1000

この時点の結果を見る限り、カテゴリーをブロックしても、許可しても11円の差しかありません。このことから、収益額への割合の低いカテゴリーをどうするかの判断に時間を使うのは非効率であることがわかります。

この時点の結果を見る限り、カテゴリーをブロックしても、許可しても11円の差しかありません。このことから、収益額への割合の低いカテゴリーをどうするかの判断に時間を使うのは非効率であることがわかります。

収益に影響の少ない項目をブロックする

「旅行・観光の広告」の結果を踏まえて、「収益額の割合(過去30日間)」が2%以下のものをブロックしたときの収益の影響を調べてみることにします。1%にしようと思いましたが、「収益額の割合(過去30日間)」が1.6%の「旅行・観光の広告」をブロックしたほうが、誤差の範囲かもしれませんが、収益が向上することが確認できたので、2%以下の広告をブロックすることにしました。

もともとは、ブロックしていたのですが、Adsenseからのアドバイスで、「広告をブロックすると収益が低下する可能性がある」と提案されたのでブロックを解除しましたが、悪い方向に変化しました。テストを実施せずに変更すると、今後も惑わされる可能性があるので、いちいちテストして確認するのは重要だと思います。

「広告の許可とブロック」を選択します。

「広告の許可とブロック」を選択します。

「一般的な広告カテゴリーの許可とブロック」を選択します。

後で確認しやすいテスト名を入力し、テストの設定を選択します。テストの設定は、

  • 一般的な広告カテゴリーの許可とブロック
  • デリケートな広告カテゴリーの許可とブロック
  • 広告配信の許可とブロック

の3つから選択できます。

ここでは、「一般的な広告カテゴリーの許可とブロック」を選択します。

追加を選択します。

追加を選択します。

予め確認しておいた「収益額の割合(過去30日間)」を参考にブロックするカテゴリーを指定します。

予め確認しておいた「収益額の割合(過去30日間)」を参考にブロックするカテゴリーを指定します。

あまり多くのカテゴリーブロックできないようです。

ブロックしたカテゴリー

今回ブロックしたのは、

  • アパレル
  • スポーツ、フィットネス
  • ディナー、ナイトライフ
  • 家族、コミュニティ
  • 家庭、園芸
  • 乗り物
  • 食品、食料雑貨類
  • 美容、パーソナルケア
  • 旅行、観光産業

です。

Adsenseチームの想定外の使い方をしているのでしょうか?気になります。

作成をクリックして、テストを開始します。

作成をクリックして、テストを開始します。

テストが開始されました。結果が楽しみです。

テストが開始されました。結果が楽しみです。

まだ、1日経っていないけど、明確に効果があるみたい。

まだ、1日経っていないけど、明確に効果があるみたい。

テスト終了 ブロックしたほうが収益が向上する

テスト終了 ブロックしたほうが収益が向上する

表示と収益の割合

表示と収益の割合

テストして表示を抑制したほうが収益が高いのに、表示を許可することが推奨されているのは納得がいかない。

テストして表示を抑制したほうが収益が高いのに、表示を許可することが推奨されているのは納得がいかない。最適化アドバイスには注意が必要

この後、抑制した広告カテゴリーの中で収益に貢献しそうなカテゴリーについて、テストを繰り返していく