ページを修正した後、AdSenseの収益が急激に低下する場合があります。
AdSenseから、連絡がくる手動ペナルティと対比して、「自動ペナルティ」と呼ぶことがあります。「自動ペナルティ」は、おそらく、実際には存在しないペナルティです。 いろいろな評価基準により、ページ単位ではなく、サイト全体の評価が閾値より低下して、AdSenseの広告クリックが無効になった状態だと思われます。
自動ペナルティかどうかの判断
通称「自動ペナルティ」、つまり、サイトの品質が、AdSenseの基準を下回り、クリックのカウントが抑制されたと判断する基準として、 次の確認項目を考えています。
- AdSense収益が低下する数日前に、サイトの更新を行った。
- PVが減少していない。あるいは増えている。
- 広告のクリック数の減少、あるいは、クリック単価の減少
- 広告タグの貼り方を変更していない。
PVが減少していないのに、広告クリックが減少したり、クリック当たり単価が急減する現象です。
対応
収益が下がった直前に変更したページを確認し、内容の薄い魅力のないページをピックアップします。 ページの内容を追記し、内容に厚みを付け魅力的なページに変化させます。
もちろん、AdSensポリシーに反する内容を記述していないか、確認し、AdSensポリシーに反する内容であれば、記事の内容を変更するか、広告タグを削除します。
放置して、様子を見ても回復することは期待できません。早めに対処しましょう。
ブログやホームページでAdSenseを開始したばかりの時、PVがそこそこあるのに収益が、 ほとんど発生しない場合は、AdSenseポリシーに違反した行為を行っているか、サイトの内容が、AdSenseの基準を下回っていると判断したほうがいいです。 既存のページの内容を見直し、内容を充実させましょう。
すぐには、魅力的なページに変更することはできないので、応急処置として、収益が急減した直前に更新したページで、内容が無い、あるいは、薄いページに、メタタグでクローラーよけのコードを記入します。
そのあと、ページの内容を書き直して、ページの質を向上させ、魅力ページに変化させた後、このメタタグを削除します。
現象に対する推測
サイトの品質に対応して、広告を配信する速度を変化させているものと思われます。
その結果、サイトのコンテンツが表示された後、わずかに遅れてAdSense広告が表示されます。 コンテンツ力の低いページでは、広告が表示される前に、訪問者は、別のページに移動してしまいます。
サイトの品質に合わせて、わずかに、広告の配信速度を変化させれば、低品質のサイトの収益は激減します。
この仮定が正しければ、サイト内の魅力に乏しいページを減らし、魅力的なページを増やすことで、急激に収益を向上させることができるはずです。
その結果、アルゴリズムが正常に動作することで、きちんと品質の低いサイトを排除し、ペナルティでも、障害でもなく、品質の低いサイトが自動的に排除されます。