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独自URLを取得する

新規作成日 2015-09-04
最終更新日

独自ドメインを使用する理由

ホームページスペースやレンタルサーバーを使用する際、ほとんどの場合、サービス会社が管理するドメインのサブドメインが追加費用なしで利用できます。 一方、独自ドメインは、取得費用(初年度のみ)と年間維持費用(初年度は不要)を払って維持することになります。

この価格差を許容する理由は、何なのでしょうか。

被リンクが無価値に!

URLとはよく住所にたとえられますが、サイトとユーザーをつなぐ役割を果たします。そのため、サイトのアクセスや評価は、URLに紐付けされます。 その結果、URLが借り物だと、サイトの内容は自分のものでも、実質的に、他人のサイトを育てていることになります。

そして、そのURLを所有しているサービスの利用を終了する時、サイトのアクセスや評価に紐づけられたURLも使えなくなります。

※301リダイレクトを行う移行期間を設けることができれば、被リンクは維持できます。

サイトへの訪問者の流入は、検索エンジンからだけ来るのではありません。ブックマークやお気に入り、被リンクと呼ばれる他のサイトからのリンク、文書に張り付けられたハイパーリンクなどからも訪れます。 これらは、URLを頼りに、サイトに流れ込んでいますので、URLが変更されると、これらを頼りにサイトに訪れる訪問者は、サイトにたどり着くことができません。

このような状況を避けるために、通常、URLを変更する場合は、元のURLのサイトを残し、新しいURLのサイトに転送設定を行います。 ※参考:サイトのページを移動するには?

さらに、検索エンジンも、被リンクの数が、検索順位を決定している要素の1つであるため、検索結果に表示される順位も低下します。

サーバーを変えてもURLが変わらない

独自URLを使用していれば、サーバを変更してもURLが変わらないため、サイトの利用者からは、同じようにサイトに移動することができます。

一方、独自URLを使用していれば、サイトの内容とURLを同時に他のサーバーに移動できますので、サイトのアクセスや評価も一緒に移動できます。

つまり、サイトを所有していることになり、サイトのアクセスや評価も一緒に、どんなサーバーにもそのサイトを移動できます。 サイト運営の経験者からは、この理由のため、サイトは、最初から独自URLを使用して構築することを推奨しています。

サーバの能力を検証する

レンタルサーバの能力が、自分で運営しているサイトに適しているかどうか判断するには、運営しているサイトをそのレンタルサーバに移動させ、 サイトへのアクセスの変化を観察する必要があります。そうすることで、サーバ能力の変化による、サイトアクセスの変化を確認することができます。 増えるようなら、移動する価値があり、下がるようなら移動する価値がないことがわかります。

このような評価を行えるように、ほとんどのレンタルサーバでは、無料のお試し期間がセッテされています。

評価するためには、転送では、訪問者の移行が完全に行えないため、独自URLで運営している必要があります。

URLを直接打ち込んで、サイトに移動することはなくなりましたが、ブックマークやお気に入り、リンクから、移動するため、URLか変わると、ページへの流入は、一時的に減少するはずです。 そのため、サーバの性能の評価ができません。

アクセスの誘導

それでも、無料ホームページスペースや無料サーバーを利用して、サービス会社が管理するドメインのサブドメインでサイトを作成する

最初から、かなりの時間を投入して、サイト作成に注力できる場合は、「初めから、独自URLと有料レンタルサーバーを使用して、サイトを作成する」のが正解です。 ここで、有料サーバーを選択するのは、無料サーバーでは、サーバー能力が低いため、アクセスが増加すると、対応できずにサーバーの変更が必要になるためです。

ただ現実問題として、サイトを作成できるようになるのは時間がかかります。また、アクセス数を増加させるのも同じように時間がかかります。 その期間を無料サービスで運用したいと考えるのは珍しいことではありません。問題は、移行時期の判断が難しいこと、移行作業にかなり手間と時間が必要になることです。 これからサイトを作成する方は、無料ホームページスペースや無料サーバーを利用したとしても、独自URLは使用してサイトを作成することをお勧めします。

アクセスが集まり、サーバー能力が足らなくなってから行動する

それでも、無料ホームページスペースや無料サーバーを利用して、サービス会社が管理するドメインのサブドメインでサイトを作成してしまうものです。 その結果、数年かけてゆっくりサイトを育て、それなりにアクセスが集まり、サーバー能力が足らなくなってから現実に向き合うことになります。 独自ドメインに移行するにはどうすればいいのだろう

サイトを併存させてアクセスを誘導する

この場合、サイトを併存させて、現行サイトからリダイレクトで新しい独自URLのサイトに誘導するしか方法はありません。 無料ホームページスペースや無料サーバーでは、301リダイレクトが使えない場合もあります。 その場合、<meta>タグ・リダイレクトやJavaスクリプトで新しいURLに転送する必要があります。 それを現行サイトのすべてのページに、メインページを指定する「カノニカル設定」とともに追記する必要があります。

この状態を数ヶ月たもち、現行サイトから新しい独自URLのサイトに誘導し、現行サイトを閉鎖します。 結果として、ある一定数のサイト訪問者は、誘導できずに放置することになります。

URL(ドメイン)を取得する

URLの取得は、「ドメイン取得代行業者(レジストラ)」を使用します。

ドメインは、自分のものになるわけではなく、利用権を確保するだけです。初年度の使用料が含まれる所得費用と次年度以降の更新費用が、ずっと利用する限りかかります。

利用するレンタルサーバー会社の系列のレジストラを使用すると、ネームサーバー設定の手間が省略できることが多いです。 取得費用、更新費用が同じであれば、系列のレジストラでURLを取得することをお勧めします。

URLの占有

企業での利用の場合、同じ文字列で複数のドメインを取得したほうが良い場合もありますので、検討してみましょう。 たとえば、文字列がabcの場合、「abc.co.jp」,「abc.com」,「abc.jp」,「abc.net」,「abc.info」など他のユーザーが利用できないように主だったものをすべて取得します。

こうすることで、企業イメージを損なうサイトが、企業を連想させるURLで運営されるのを防ぐことができます。

WHOIS(外部サイト)

URLの電話帳のような、ものです。使用サーバや運営者の情報を登録します。そして、登録されたドメインの情報を検索出来ます。

取得できるURL

どんな用途でも取得できるURL、企業でしか取得できないもの、教育関係団体でしか取得できないURLなど制限があるものがあります。

使用目的によりますが、用途や対象が制限されたURLのほうが、利用者が信頼してくれることを期待することができます。たとえば、「co.jp」は日本の法人しか登録できません。

JPドメイン名の種類(外部サイト)

ドメイン名の種類(外部サイト)

ドメインチェックサービス

入手しようとするドメインが、過去に使用されていないか、ペナルティを受けていないか、事前に確認することができるサービスが有ります。